【C#】HALCON de 画像処理(グレー画像作成)

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『HDevelop』という開発環境を提供されており、サンプルが充実しているが、どれがどれか分からない。。。
ネットで調べてもやりたい事が分かりづらい。。。
そんなことは自分だけかもしれませんが、今日は『白黒画像(グレースケール画像)を作る』をしてみたいと思います。

今回使用する関数

下記、関数を使います。

HOperatorSet.Rgb1ToGray(HObject, out HObject);

引数の簡単な説明は、下記の通り

第1引数:入力画像(カラー画像)
第2引数:出力画像(グレー画像)

サンプルを作ってみる

今回も簡単に画像を作ってみようと思います。

操作画面

いつものことながら、画像を選択してもらって、選択された画像を表示します。
そして、【グレー画像】ボタン(btnGray)をクリックされたら、表示されている画像をグレースケールに変換して表示します。

定義

まずはNameSpaceの設定として、

using HalconDotNet;

次に共通で使える変数として、下記を定義します。

HObject DispOrgImg = null;      //読み込んだ画像
const double DEF_W = 640.0;
const double DEF_H = 480.0;

処理

今回はbtnGrayのクリックイベントの処理を紹介します。
(読込ボタンはいつも紹介しているので最後に補足で紹介)

private void btnGray_Click(object sender, EventArgs e)
{
    if (DispOrgImg == null) return;    //読み込んでいるかどうか

    //現在表示されている画像をグレースケールに変換
    HOperatorSet.Rgb1ToGray(DispOrgImg, out HObject grayImg);

    //Zoom方式で表示
    HTuple hwndOrg = hWindowControl1.HalconWindow;
    DispZoom(hwndOrg, grayImg);
}

実行結果

まとめ

グレースケール画像にする関数を紹介させてもらいました。
カラー画像からグレー画像の変換は、関数1つで出来るでとても簡単でした。
ただ、その関数を調べるまでがとても大変でした。。。
使用するタイミングとしては、パタンマッチングです。
パタンマッチングはカラー画像ではできない為、グレー画像に変換する必要があります。

補足(作った関数の紹介)

■ファイル選択

private DialogResult SelectImageFile(out string fp)
{
    fp = "";
    OpenFileDialog ofd = new OpenFileDialog();
    ofd.FileName = "";
    ofd.InitialDirectory = @"C:\";
    ofd.Filter = "画像ファイル(*.png;*.jpg)|*.png;*.jpg";
    ofd.Title = "開くファイルを選択してください";

    DialogResult res = ofd.ShowDialog();
    if (res == DialogResult.OK) fp = ofd.FileName;
    return res;
}

■画像サイズの比率を変えずに表示枠いっぱいに表示する

private void DispZoom(HTuple windowhandle, HObject img)
{
    //Zoom方式で表示
    HOperatorSet.GetImageSize(img, out HTuple w, out HTuple h);

    double rateR = DEF_H / h, rateC = DEF_W / w;
    double rate = (rateR < rateC) ? rateR : rateC;

    double c1 = -((DEF_W / rate) - w) / 2;
    double c2 = c1 + (DEF_W / rate);
    double r1 = -((DEF_H / rate) - h) / 2;
    double r2 = r1 + (DEF_H / rate);
    HOperatorSet.SetPart(windowhandle, r1, c1, r2, c2);
    HOperatorSet.DispObj(img, windowhandle);
}

■読込ボタンをクリックされた時の処理

private void btnReadImg_Click(object sender, EventArgs e)
{
    //初期化
    DispOrgImg = null;

    //表示削除
    HTuple hwndOrg = hWindowControl1.HalconWindow;
    HOperatorSet.ClearWindow(hwndOrg);

    //画像を選択してもらう
    if (SelectImageFile(out string fp) == DialogResult.OK)
    {
        //画像読込
        HOperatorSet.ReadImage(out HObject img, fp);
        DispOrgImg = img;

        //Zoom方式で表示
        DispZoom(hwndOrg, img);
    }
}

コメント

  1. ズオン バングアン より:

    日本に住んでいるベトナムのズオンといいます。ありがとうございます。助かります。今後、 C#にてHalconでの処理プログラムをたくさん書いてください。

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